『FIRE 最強の早期リタイア術』を読んだ その1

最終更新: 8月4日


早期の経済的独立と退職を目標とするライフスタイル「FIRE」


FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの各単語の頭文字をつなげた言葉で、Wikipediaによれば、2010年代から注目を集めはじめたライフスタイルのようです。

たとえば、ブログ「Mr. Money Mustache」のPete Adeney氏は30歳になる前にリタイアしたそうです。


なぜ早期リタイアしたいのか、という理由は様々でしょうが、定年まで働くあるいは働けなくなるまで働くのではなく、戦略的にかつ精力的に早期リタイアに向けて生活していくことは、このムーブメントに参加する人たちに共有している価値観であるようです。


『FIRE 最強の早期リタイア術』

今回読んだ『FIRE 最強の早期リタイア術』の著者はクリスティー・シェン、ブライス・リャンはもともとコンピュータエンジニアをしていましたが、31歳でリタイアしたそうです。本書では、彼らと同じように、あるいは彼らと違う環境であっても、FIREするためにどうしたら良いのかが語られています。2020年に世界的な流行となり始めた「投資」に関する記述もさることながら、本書においてはお金以外の心構えや考え方にもページが割かれています。例えば第3章の「(まだ)自らの情熱に従うな」では「必ずしも情熱は良い仕事にはつながらない」「情熱と幸福はイコールではない」といったことが語られます。ここに書かれている


心から好きなことをすれば、お金は後からついてくると期待するのは危険です。まずお金を追いかけましょう。好きなことはその後でもできるのです。

という助言は、賛否両論ありそうですが、多くの人にとって結果的には適切な助言になりうる言葉かもしれません。本書序文に「読者の一部は本書を嫌いになるだろう」と書かれていますが、そういう人もいると思います。


本書後半では、インフレや保険といったトピックに触れつつ、重大な検討事項である「子ども」に触れます。また、早期リタイアの「負の側面」にも触れています。

  • お金が底をつく

  • コミュニティの喪失

  • アイデンティティの喪失

が語られています。「11億円持って早期リタイアに失敗した人」(リンク先:Youtube)もいるので、FIREの成功とは金銭面での裕福さ、会社勤めからの卒業だけでは達成されない、そういうものなのでしょう。この方はリタイア生活をする能力、才能がなかったと語っています。


次回はお金に関することについてメモしていきます。



今日のおまけ

調べてみたら日本にも30歳でセミリタイアした人がいました。興味のある方は以下のサイトもどうぞ。

三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた


©2020 by PAPERWORK